さらば永遠に…
この話は、三日月小箱/新月の館の他の話と同様、TVアニメ「宇宙戦艦ヤマト」を基にした 二次創作小説です。 このお話は、「宇宙戦艦ヤマト・完結編」直後のサイドストーリーです。 主役は、当艦オリジナル・キャラクターの川井里美という航法士の女性です。 オリジナル・キャラクターが活躍しますので、それに抵抗のある方は、ご退艦 いただけますよう、お願いします。 航海班の方々の中には、「完結編はなかった」ことにされている方もいらっしゃ ると思います。そういう方にも向かない話です。 本編どおりの登場人物たちが本編通りの結末を迎えます。その直後の話です。 そして、島大介のファンの方にも……彼が(テレサ以外の)他の女性と、関わ りを持ったり、その他イメージの崩れるあらゆることが少しでも許せない方は、 すぐにページを閉じ、このすべてをお忘れください。 それでも、良いという方へ。 登場人物は、太田健二郎、その恋人・山之内朋美(Original)。そして、第一 航海イスカンダルへの旅から島の部下として活躍した女性班員・川井里美。 島を慕う彼女は、 「去り行く者〜女性班員退艦」 で副長に激白し、玉砕してい ます。それでも、 「航路行く艦」など では食事に行ったりもするし、島にとっては 信頼のできるヤマトの仲間であり続けるのです。 そしてもう1人、ヤマトの後輩で乗組員だった人間が登場します。 もう一つ、言い訳を。 公開するかどうか、そういった様々な意味で迷った話です。読んで誰か幸せ になるんだろうか? エンターテインメントとして楽しい?(救いはありますが) “せっかく書いたんだから読んでいただこう”−−自己満足の開陳な話のような 気もして、まだ迷いはあります。つまり、しんどいですから。申し訳ありませんが そういう内容なので、「それでも良い」という方だけどうぞ。 島大介の殉死。−−それは果たしてあるべきことだったのか。 それをずっと考え、怒りと悲しみは尽きることなく、書き続けています。 残された人の物語を−− 「小惑星にて〜遺言」 やNOVEL 「時は過ぎても…」 ほかにも何本かそれをテーマにした話を書いてきました。 そしてもう1本。地球へ帰還した隊員たちの想いと、待つ者の想いを、受け止め たいと思うのでした。 私もまだ−−もう何年経ったことでしょう。乗り越えるために、書いているのかも しれません。許されることではない−−今でもそう思っています。 ですから。 救いはどこにあるのでしょうか−−それでも、人は生きていかなければならな い。そんな話です。 近々、NOVELで本編「星雲の彼方に…」も公開予定です。 なお、若干「R」めの部分があります。おイヤな方は、(7)をスルーしてお読み いただくか、最初からご遠慮くださいませ。 それでも「よろしいという方のみ」、どうぞ。 |