帰郷 −Zurückkommen−
ご注意です。 『宇宙戦艦ヤマト』の二次小説を書いてきた三日月小箱−新月の館という worldにおいても、この物語は特殊でした。 最初は、読んだ管理人が「怖い」「えーそんな…」「救いがないよぅ」と言い、 いったん却下を喰らった曰く付きです。 本編がパラレル世界だらけ(笑)だから、というわけではないのですが、 当艦worldには、いくつかのパラレル世界があります。が、矛盾した世界が あまり増殖するとご都合主義になりがちですからA世界以外はほぼ非公開でした。 ・パラレルA/白色彗星戦の後、デザリウムは地球に侵攻しなかったある意味 平和な世界。古代進と森ユキは別れるが加藤三郎も島大介も生存。一大world を形成(笑) ・パラレルD/「完結編」無し。ただし、それ以上にシビアな設定なので作品 数は少なくないがまったく非公開 ・パラレルE/白色彗星戦で山本明生還篇。短編のみ一時的に公開 そして、これが、唯一の「パラレルB」です。 この作品は、ごく初期の1編で、「もしかしたら、こういうこともあったかも しれない」という話で、本編を改作した、極少ない一遍でもあります。 『こんなこともあったかもしれない』 ナンセンスだといわれるでしょうか。しかし、"SFにはよくある話"なので、 そういった意味では、すみません、よくある話で、ということでもあります。 本編のイメージを壊されたくない。 イスカンダルへ行ってヤマトは凱旋するのだ、それ以外の結末はあり得ない キャラクターのイメージを壊されたくない/物語も然り そういう方々は、回れ右をして、お戻りください。 この先は、絶対にお進みにならないようにお願いいたします。 また、 残酷な結末はダメ 彼らをこれ以上、苦難に陥れないで という方も、お引取りください。 おそらく、私が書いた数々の「ちょっとブラックな」話の中でも、おそらく 最も惨い話の一つであろうとは思います。救いがない、かもしれないです。 ただし私は、この先に何が待っていようとも、彼らはくじけないだろう、そう 思って書いてはいるのですが。酷い運命ではあります。 最初のページに ・・物語の終わりと、始まり・・
と、書きました。 この物語は、作品中唯一の「パラレルB世界」であり、此処からまた、新た なる物語が始まるのかもしれません。 では、本当にお読みになるという方だけ、どうぞ。 written by AYANO,F in 2008−−all rights reserved.
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