−幻想− desert
−−A.D. 2200年・月基地
:二字No.09「砂塵」 = ご注意など = この話は、「新月の館」(本館・三日月小箱)の他のものと同様、テレビアニメ 『宇宙戦艦ヤマト』の同人二次小説を扱っています。 注意書きその他は、トップページから、該当箇所をご覧ください。 原作者の著作権侵害の意図はありません、ファンの勝手な二次創作です。 ただし、このウェッブ上のコンテンツについての著作権は放棄しまていません。 上記をご了承いただいたたうえで、さらに「ヤマトの物語イメージを壊されたく ない」という方は、この先は進まれず、すみやかにページを閉じ、忘れていだけます よう、お願いいたします。 ストーリーは『ヤマト2』を中心に、古代進たちの訓練学校時代から白色彗星戦後 までを描いた、オリジナルの、かつサイドストーリーです。 主役は当艦オリジナル・キャラクターです。しかも、「この話はおそらく“BL"と 呼ばれる範疇のものである」ことをご承知ください。 古代進も島大介も登場しません。加藤三郎やその同期の面々は登場しますが、 主要な人物ではありません。また、佐々葉子も1シーンですが登場します。 人物の詳細は 「小箱辞典」 などをご参照ください。 ・設定がテレビどおりでないものは許せない ・アニメに登場する以外のオリジナル・キャラクターが進出するのはいやだ ・ましてやその人物視点の話など論外 ・登場人物のふしだらな部分など見たくない/ましてや恋愛なんて… ・同性同士の恋愛、またその直接的な描写には抵抗がある という方には、きっぱり向きませんので、お引取りください。お願いいたします。 また、若干「R」…つまり性的表現があります。ただし、そっちがお好きな方が 期待されるような描写ではありませんので、ご承知おきください。 山本明を主役に、酒井亮輔視点で書いた 「Xmastree」 と同じく、はっきり申し ましてこの話は、“俗に言うBL”ってやつ、です。 ただし、作者はこれをそういうつもりで書いたわけではありません。 登場人物たちも、自らに問いかけながら、そういう人間関係に取り組んでいきます。 愛って何でしょう? 戦いとは? 友情って? …少年の時代から共に過ごし、 共に生き−−そして一方は逝き、一方は残される。そういうお話です。 = はじめに = さて、お読みになる方へ。 今回の主役は、 「YAMATO2199」 などでヤマトの中央部砲塔をウロウロしている 砲術士官・豊橋至くんです。タイトルが何故「YOSHIOKA=吉岡」かって? そりゃ 古代と島、加藤と山本、ってくらいに吉岡と豊橋はコンビなんですよ。 ただ、彼らと違っていたのは…この2人。ヤマト艦内で確認されている、数少な い(多いわきゃないだろ)BLカップルなんですね。当艦を代表するといえば、 古河&桂木のコンビですが、これはまただいぶ先の時代の話ですから。 古河は冒頭に、まるで主役のように登場しますが、まだ新兵ですし。 時は2200年。月基地にて。 彼らの追憶と、その先のガトランティス戦への日々。 本人たちは戸惑いながらも真面目ですが、回りから見るとギャグかもしれない。 だけど、真剣で、切なくて。それはやっぱり精一杯生きた10代の日々、そして ヤマトに乗った戦いの日々、そんな話で。 宮本視点で書いた「水−MIYAMOTO」とセットのような話です。 最初から最後まで……手法は少々特殊ですが、渾身の話です。 抵抗のある方は、最初からお読みにならないでいただきたいですし、そういった すべての要素を過ぎても…何か伝わるものがあればと思います。 |