春の日の…
−−A.D. 2212年頃
:お題2006−No.41 ご注意です。 お読みになる前に、よくご検討ください。 三日月小箱および新月の館は、基本的にテレビアニメ「宇宙戦艦ヤマト」の 二次小説を置いています。 ただし、書き手の主義により、オリジナル・キャラクターが満載だったり 本編を歪めない範囲で、登場人物の背景や環境に、相当オリジナリティの高い 設定を施していたりもします。 ところが、worldが拡がって行く過程で、多くのサブ・キャラクターが 存在します。特に戦闘機隊の人数と死亡率では、ある程度仕方ないと考えて むしろ、彼らの人間関係を積極的に描いてきました。 その中で、主要な登場人物の1人として、古河大地という男がいます。 初出は NOVEL「宙駆ける魚・2」 で、古代や加藤たちよりも一期下、月基地 出身で加藤隊長や山本副官を慕い、白色彗星戦からヤマトに搭乗の新兵でした。 その結果、生存者18名のうちの1人として、CT隊の3人の生き残りの1人として 戦後もわがworldでは活躍を続けます。 彼と、彼にかかわりを持ってしまった、ある少年の話です。 シリーズが拡がるにつれて、「ヤマト世界と同じ時空間の太陽系を舞台にして いるが、物語や登場人物たちとは直接関係のないSF(?)のシリーズ」という扉 をそのうち開ける予定です。 ただ、ここから置いてある、「春の日の…」 は場所は宇宙ですが、SFか? と いわれると、それもちょっと怪しいような“ご家庭の”話です。 古河大地と、桂木陵。元ヤマト戦闘機隊員と、元ヤマト工作班員。 そして、桂木は古河を、心の底から大切に思っています。 現在(=このお話の時点で)は、前者は古代進を艦長とする艦隊に所属し、 後者は真田志朗長官の直属の部下である。 ・・・ヤマトに関係がある、といえば、それだけかもしれません。 古河という人間に興味のある方には楽しんでいただけると思っています。 そうでない方で、登場人物にこだわらない方にも、もしかして面白いかも。 しかし そうでない方−−とくに「ヤマトのキャラクターや作品のファンで、 そのイメージを崩したくない」という方は、すみやかにお帰りくださいませ。 私にとっても大事な話でありますので、もともと合わないとわかっている方は お読みいただかない方が、お互いに幸福だと思います。 もし、それでもお読みになる、という場合は、自己責任でお願いいたします。 お読みになる前に、もし、「BLだろうと腐ってようと何でもオッケー」の方には、 「時のはざま−後の時代」 。ぜひ、未読であれば、こちらを 先に お読みください。今回の人間関係が説明されています。 では、本当に、よろしいですか? では、どうぞ。 −−綾乃・拝。
2007年10月 |