Xmastree
−−A.D. 2196年・訓練学校にて
:お題2006−No.99「Xmastree」より = ご注意など = この話は、「新月の館」(本館・三日月小箱)の他のものと同様、テレビアニメ 『宇宙戦艦ヤマト』の同人二次小説を扱っています。 注意書きその他は、トップページから、該当箇所をご覧ください。 原作者の著作権侵害の意図はありません、ファンの勝手な二次創作です。 ただし、このウェッブ上のコンテンツについての著作権は放棄しまていません。 上記をご了承いただいたたうえで、さらに「ご自分の好きなキャラクターのイメージ を壊されたくない」という方は、この先は進まれず、すみやかにページを閉じ、忘れて いだけますよう、お願いいたします。 特に、主役は「山本明」です。しかも、彼の訓練学校時代を扱っています。 また、古代進も島大介も登場しません。三日月小箱−新月の館worldでは、山本明は 加藤三郎たちの同期ではなく、2期上、つまり上級生となっています(加藤と年齢は 同じ)。詳細は 「小箱辞典」 などをご参照ください。 さらに、彼の同期や下級生として、酒井亮輔、佐々葉子など、当艦オリジナルの キャラクターが幅を利かせています。それもお含みおきの上、読まれるならどうぞ。 ・設定がテレビどおりでないものは許せない ・アニメに登場する以外のオリジナル・キャラクターが勝手に進出するのはいやだ ・ましてやその人物視点の話など論外 ・登場人物のふしだらな部分など見たくない/ましてや恋愛なんて… という方には、きっぱり向きませんので、お引取りいただいた方がお互い平和です。 さらに、この話の場合、大きな声では言えない諸注意があります。 はっきり申しまして、“俗に言うBL”ってやつ、です。 うちの山本くんは両刀づかいなので、そういうお話になっています。苦手な方は、 ぜひとも読まないようにお願いいたします。 なお、もちろんサービスシーンはありません。そっちのご期待にも添えません。 だけど、けっこう露骨と思う人は思うかもしれません、な場面もあるかもです。 ストーリーそのものは、「こういうこともあっただろうな」な16歳の青春(?) してくれているはずですが、こればかりはお読みになる方のお気持ちまでには 責任は取れませんので、ご自身でご判断くださいませ。 なお、15歳未満は、親御さん監視のもとでも【読禁】です。 = はじめに = さて、お読みになる方へ。 街にジングルベルの鳴る季節になり、各駅ビルにはイルミネーションが輝き コンサート会場などにはクリスマスの電飾とツリーが置かれる季節になりました。 少し早いですが、「その季節まで置いておこう」と思っていたお題「Xmastree」を お届けします。 時は2196年頃。遊星爆弾が落ち始め、人々が地下都市を建設してそこへ移って いく時期。話はお茶らけた内容ですが、実は、冒頭、すでに住居は地下へ移り、 学校そのものを地下へ移すと決まった時期の山本と同期生たちの気持ち。そんなのが 描ければよいなとも思っていました。情景を思い浮かべていただければ幸いです。 山本明はここでは奔放に暮らしているように見えます。 実際にもちろん、そうだったのでしょう。ここに出てくる彼は、自分らしく、を 見つけた人であり、すでに目標に到達する道を見つけ、その上にいながらも、二度と 来ないだろう日々を大事に生きているようにも見えます。 この話は、先般発表しました、ちょっと暗い話の 『菩提樹−Lindenbaum』 と、 『歪んだ記憶−ただ宇宙へ…』 の、ちょうど間の時期に当たる話です。両方が 同時進行していたと想像していただくと、もっと楽しんでもらえるかもしれません。 もしよろしければ、読了後、また上記の2編などお読みいただければ、その重み を感じていただけるのかもしれないな、とも思います。 まぁでも。 ひたすら美しい明少年と。その、麗しい同期の子たち。そしてそれに翻弄される 佐々葉子の親友であり同期生の酒井亮輔。 この酒井くんが、初の語り手を務めます。では、よろしければ、どうぞ。 最後になりますが、挿絵に、艦載機隊ファンつながり で Le Petit Hermitage・秋本 さまにご協力いただきました。また、いつも素敵な背景は、Kigen様 です。 “最強の戦闘機”F-15眺めてうっとりしていただくも善し…(^_^;) 謹んで感謝を。 |