= はじめに =
元【新月の館annex】管理人・綾乃でございます。
このたびは、お立ち寄りいただきまして、ありがとうございました。 「連邦図書館 宇宙の果て分室」第1回ブックフェア「技師長への恋文」でございます(_ _)。
共作展示の本館閲覧室でございますが、何故か工作班じゃなく戦闘機隊で、協賛作品です。
作品名は、特にありませんで。お題の元のタイトルを取って、「許されない恋をしよう。」で ございます。見るからにアヤシイですね(^_^;)。
ということですので、お読みいただく前に、下記ご注意/解説等を必ずお目通しの上、お進みください。
まずは【ご注意】 です。
|
・オリジナルキャラクターが出る話は受け付けない方 には向きません。 ・メインスタッフ中心の話以外は興味が無い方 には全く向きません。 ・ヤマトのイメージを壊されたくない方 は、近寄らない方が無難です。 ・ご自身でお持ちになっているキャラクターのイメージを壊されたくない方 もムリでしょう。 ・男同士の愛情表現が苦手(つまり少しでもそれらしいそぶりを見せただけでもダメ)という方 は若干の 注意が必要です。 ・山本明のファンの方 は当初の「三日月小箱:小箱事典」的設定の山本 をご理解の上、それでも よろしければご覧ください(イメージを崩されたくない方は避けた方が無難です) |
以上。どれか一つでも当てはまる方は、このままページを閉じてお戻りいただき、
お忘れいただければ幸いです。 |
さて、それでも「読みたい」と言っていただける方は、前書き/説明へ参りましょう。
――ということで、ね。工作班といえば「Part・1 第18話」でしょう。
目次にはなかなかスバラシイ作品群と、秀逸な書き手/描き手さんが参加されており、たいへん 贅沢なことになっております。なのになぜ今頃になって?……いへいへ、そういうわけでは。
書き上げてこっそり掲示しておいたは良いが、とある事情でお蔵入り(?)になっておりました作品群の 中から、1本。引っ張り出して来ました。
どこかに、私がある時期「“艦載機隊下っ端物語”に凝ってます」、と書いていたのをご記憶の方も いらっしゃるかもしれません。実は現在もそれは継続中で、もともと元の「新月の館annex」は、艦載機隊ものの 多い作品群でした。オリジナル・キャラクターの主役たちが3人ともBT/CT隊員ですから当然ですが(佐々葉子・ 宮本暁・古河大地)三日月小箱NOVELとして書き始めたスタート時点から一環して、「ヤマトの 艦底で起こる物語・人間関係を書いていきたい」というのは一つの目標でした。
NOVEL『YAMATO2199』 はその一つの集大成でしたが、 彼らの物語が広がるに従って、もっと階位の低い人たちが書きたくなった。基本的に“第一艦橋には ほぼ入ったこともない”メンバーたちによる短編集です。
ちょうどその頃、お題として「dix」を書き終え、 「黒い月/暗黒系10・君を見つめる10」 の お題を終えた処で、次のネタを探していましたところ、この 「月の咲く空」 お題に出会いました。その中から、なるべくアヤシそうで、意外そうなネタを拾ってみたのが、この シリーズ10題=「欲しがる想いに10のお題」です。
01 意味の無いkissならいらない:山本明、【友納伸義】
02 そっと背中から抱きしめて離さない:【和気秋里】、【友納伸義】
03 たとえ引き返す道があったとしても:加藤三郎、島大介
04 嘘つきな唇に 優しい罰を:【長崎 浩】、鎌坂ひかり
05 好き過ぎるから 愛し過ぎたから:加藤三郎、山本明
06 君の香る髪に甘いくちづけ:薮助治、【垣内周一】、【吉岡 英】
07 もっと深く繋がっていたい:豊橋 至、【吉岡 英】
08 荒い吐息に煽られて:【葉室 聖】、谷一成
09 赦されない恋をしよう:山本明、【多田大和】
10 誰にも邪魔はさせない:【柚月太郎】、大槻結衣
…というわけで10本、03と05以外は下士官より下位の戦闘機隊員【 】たちの話で、当然、オリジナル・キャラ ばかり。02は一度お見せしているものです。
現在、これはアヤシクないものを中心に冊子の方へいくらか収載予定ですが、この中から、第18話 絡みの09をリメイクして掲載いたします。
上記タイトルとメンツでおわかりのように、【一部BLも含む】というラインアップです。
ですが、あくまでも“一部”であって、表に出してあるものにはソレはありません。
また、すべてがイスカンダルへの往復という“第一航海”の時のエピソードです。それぞれは とても短いです。(06と09がかなり長いですが)
ご覧いただいて、「見たような名前がある」と思われた方は、ものっすごく記憶力が良い方です。 『YAMATO2199』や、他の物語に名前だけ登場している若者たちがいます。哨戒行っただけ、とか 戦闘機隊溜まりでマンガ読んでた、とか、伝令に飛ばされたとか…。(出てない人もいますけど)
さて、この話の主人公は、多田大和くんといいます。
最初に申し上げておきますが、全体、“とてもBLぽい”です。でも、けっしてソウではありません(^_^;)
また主役は彼ですが、内容は、「下っ端物語」の一部であり、実は「加藤三郎と山本明の第18話」です。 「その腕の。」で大槻結衣が見た格納庫の様子。同じシーンが、展開します――実はこちらが先にあって、 たまたまそこに居合わせたのが彼女だったわけです。
また、第18話だけでなく、日常の様子もチラリと出てきます。第一期BTチーム38名。
もしも、本当によろしければ、本編へ進まれてください。
なお、この作品にも、2009年12月発行(予定)の冊子『新月読本05/艦載機隊別冊』用に、と Jayさまのイラストを頂戴いたしました。古代戦闘班長と真田技術班長帰還のシーン。実はこの イラスト、三日月小箱・迎賓館に掲載されている「おかえり」と同じ場面のイラストです (語ろうとしているものはもちろん別々ですが)。
表情やキャラクターを描き分け、物語に深みを与えてくださる絵師さまです。感謝とともに、 ぜひ、お読みになる皆さまもお楽しみくださいね。……そういえばこの企画通して「古代進」、 此処くらいしか出てません(主役の話は別として)。ご堪能くださいまし(_ _;)。
お楽しみいただければ嬉しいです。
そうして、彼らの活躍の話をお知りになりたければ、どうぞご感想と共にご一報ください。
それでは。
↓本文へ
――06 Nov, 2009 綾乃・拝