−−Original tales
:2005年お題 No.10「警報」2より
A.D.2206年頃。αケンタウリ付近
:2005年お題 No.10「警報」2より
A.D.2206年頃。αケンタウリ付近
皆さまこんにちは。書き手・綾乃です。
この物語は、当初「新月の館annex」と(もとは「三日月小箱」上で)展開してきた TVアニメ『宇宙戦艦ヤマト』の二次小説でした。 本編キャラクターや物語を補完するために登場した、わがworldのオリジナル・キャラクター たちは、ヤマト以外の場所や人脈でも当然、仕事をしたり冒険したりもします。
中でも、『永遠に…』時代の経験によって特異な戦闘員となった古河大地は、 “有能な艦載機隊員”としてだけではない活躍を、 このworldの中で繰り広げます。
この物語は、書き手のオリジナルで、二次小説ではありません。
もちろんヤマトと関係のある話と思ってお読みいただいても、まったく関係なく単なるSF、 と思ってお読みいただいてもOKです。ただしベースには、どこかヤマトの戦ったあの地球と、 太陽系の世界がありますし、その人間関係も持っています。
大地が作品に登場した時に、一部の方々から ずいぶん熱心にお読みいただきました(。感謝しています)。
すらりと出来た物語であり、ある種、彼は“ヤマト世界の生贄”でもあります。
だからこそ、のち“それなりの幸せ”も得るのですが、ヤマト完結編(撃沈)直後のこの時代、 まだまだ元乗組員たちは修羅の中にあります。
島大介を失い、沖田艦長と、魂のよりどころだったヤマトそのものを失った。
そうして、新しい“古代進の艦”である戦艦アクエリアス就航まで、まだ日がある頃。 隊員たちはあちこちで地球復興のため、激しい・新しい任務に就いていました。
古河大地が、何故、“一匹狼”でいるのか。
彼は何故、あんなにダークな面を持ち合わせているのか。それにまつわる噂が 囁かれるようになったか。……そんな、ある種の“伝説”の元になったお話です。
この、彼が「収容所惑星に送られるきっかけになった事件」については、 「月影(2)−守護星−」 をお読みいただければと思います。短編として独立した物語ではありませんが、 こちらは“番外編”として、古代やユキ、佐々葉子らも登場いたします。
さて。
どこにもヤマトとは関係ありません。“古河大地の”物語です。
それと、これは作品の傾向に沿ってそうなるのですが、けっこうなエロ・グロと人によっては 思われるかもしれません。SFやハードボイルドに慣れておられる方は“緩い”と思われるかも しれませんが、そのあたり受け付けない方は、最初からお立ち寄りになりませんように。
それでもよろしい、という方のみ、どうぞ。↓
なお、長編になりそうなので、全体の3分の1のみ、掲載いたします。あとは不定期連載、 ということでご了承いただければ幸いです。
では、お読みになる方は、どうぞ。
−−2010年11月。綾乃・拝