= はじめに =
このような奥地まで、ようこそ。綾乃@新月の館でございます。
例によって、綾乃Originalの若者たちが、それぞれの世界を展開して おります。
時は“完結編”ののち、つまり西暦2205〜06年ごろ。
地球は、ついに手に入れた(かのような)平和の中、新たなる道を模索し ているところ。ヤマトの元メンバーたちも、喪ったもののあまりの大きさに 押しつぶされながらまだわずか20代半ばにして、その未来を見据えて歩き始めた ところだったりいたします。
此処の主役は、元・宇宙戦艦ヤマト隊員。いえ皆さまよくご存知のキャラクターたち ではありませんです。うちのオリジナル・キャラで、南部康雄の懐刀といわれた友人 であり部下であり、第一砲塔を預かっていた豊橋 至です。相棒で恋人だった熱血戦闘機乗りの吉岡 英を失い、失意の中、生きようとしている。 彼は現在も古代進艦長の許、共に働いています。そんな季節。
オリジナル・キャラが苦手、という方も、ここでお引取りくださいね。
さらにこの豊橋くん、うちの《BLキャラ》です。ですから“実はそんな話”です。
……此処は、入り口を 「地球連邦図書館 宇宙の果て分室」に置く 新月world「下弦の月」第六の扉 の一部になる予定です。
『青髭公の城』ではありませんが、この「下弦の月」は、以前、少し後ろ暗い作品を集めて ありましたが、一部限定公開したまま閉鎖していたものです。
内容が後ろ暗いわけではないのです。艦載機隊の若者たちが、いろいろやっているだけ です。艦底にあって、事が起こればすっ飛んでってヤマトを護ってきた彼ら。初代の加藤や 山本を中心に、広がりまくって現在、どのくらいの人々が跋扈してるのか作者にも不明(_ _;)という状況ですが…。
ともあれ、豊橋も吉岡も、古代進や島大介と同期です。ウチ的・少年宇宙戦士訓練学校 第四期生の、トップグループの一翼を担っていた若者たちでした。
学生時代から親友で・・・というと古代と島みたいですが、ただひとつ違っていたのは、この、 豊橋クンというのは自覚の無い××でした(現在は自覚しておるようです)。
もともとこの作品は、“表に出せるようなシロモノではない”ものでした。ところが 今後の物語展開において重要なシーンとか含んでおりますので、今回「宇宙図書館:第3回 ブックフェア」のために、普通にお読みいただけるようにリライトしたものです。
ですから、もとの作品の味はだいぶんと減っておりますし、豊橋のことについても 相当、オブラートのかかった表現になっております。あしからずご了承ください。
いつもの注意事項ではございますが、初めてご訪問いただく方もいらっしゃいますでしょう。
一読されて、ご判断のうえ、お進みください。
・この話は、TVアニメ『宇宙戦艦ヤマト』をベースにした
・著作権者その他の皆さまには関係なくファンの勝手な創作
ですのでその権利を侵害する意図はありません。
・ご自身の『ヤマト』に持たれるイメージが壊れるのがイヤ、
違和感を感じたくない、と思われる方は、
これ以上お進みにならず、引き返してお忘れください。
この話は1ファンの1解釈による創作です。
・オリジナル・キャラクターが主役の話です。
そういうお話がお嫌いな方も、閉じてください。
上記をご了承のうえ、それでも「読んでみようか」という方のみ、先へお進みください。
この2人に興味を持っていただけたならば、前段の話2本
・先般発表いたしましたバレンタインものの 「銀の翼・血の赤」
・学生時代からそののちの時代までを追想した『ヤマト2』= 「幻想desert−YOSHIOKA−」
をお読みいただけますと、さらに幸いですが、こちらは“BL的表現”がございます。
お楽しみいただければ、幸いです(_ _)☆
綾乃・拝 2010年4月に追記